必ず喜びとともに
終われるのがこの仕事。
「工事現場の仮設電気を通す仕事」と聞くと、裏方の裏方=地味と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに最終的に残らない仕事ではありますが、現場になくてはならない設備であり、施主であるお客様はもちろん職人さんたちにも感謝される仕事、つまり多くの人に喜ばれる仕事なのです。
街のビル、お店、施設を見るとき、私たちはその工事を支えた電気があったことに想いを馳せ、そこに残る信頼と未来を感じます。撤去される運命の仮設電気ですが、外される時は本設完成の合図。この仕事の終わりには、必ず多くの人の喜びと歓声があるのです。
仮設電気工事とは
着工前の現場に電気を引くこと
私たちのメイン事業である仮設電気工事とは、電気を引く仕事です。工事にはさまざまな電気工具や手元を照らす照明が必要になりますが、そこには当然最初から電気はありません。ですから、そのための電気を現場に引き入れる必要があるのです。それは本設に対して「仮設」と呼ばれる電気であり、一時的なものでありながら用が足りていないと工事全体に大きく影響してしまう重要なもの。
図面がない中、その都度現場に対応しながら的確に配置させていく必要があります。工事が終わってチェックが完了すれば、仮設の引き上げ作業を行います。
道なき道を灯す、
開拓に似た快感を仲間とともに
地味だけど陰じゃない!
日本の建設を支えるパワー!
本設の前の仮設電気、それは何もないところに想像をめぐらせ、先回りして道を描く仕事です。地味だけど、決して暗い陰ではありません。太古から道なき道を灯す者には人一倍の主体性と感覚が求められ、感謝されてきました。
職人もまだ手を入れていないまっさらな現場に初めて光を灯し、その手元を不便なく照らせるように創造する作業は、開拓のヒーローとも言えるのです。
日本の建設を支えているという気概と誇りを胸に、今日も電気を張り巡らせます。